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導入事例

株式会社サンリオエンターテイメント様

「懸念していた問い合わせ対応はゼロ」サンリオピューロランドがEV充電器導入で目指す理想のSDGs

  • レジャー・アミューズメント
  • 東京

株式会社サンリオエンターテイメントは、屋内型テーマパークの「サンリオピューロランド」(東京都多摩市)と屋外型テーマパークの「ハーモニーランド」(大分県速見郡日出町)を運営しています。

同社は2023年10月、約80台の車室を確保するピューロランドの地下駐車場に「DMM EV CHARGE」を2基導入しました。決め手となったのは、4000万人の会員基盤を持つDMMの使いやすいアプリとコストの安さです。

DMM EV CHARGEは専門のカスタマーセンターを設けているのも大きな特徴。ユーザーへのサポートはDMMが引き受けるため、同社も運用負担を一切感じておらず、非常に手離れがいいと評価いただいています。

今回、サンリオピューロランドの中澤俊哉さんに改めて詳細なお話を聞きました。

導入の背景:

・以前からSDGsに関する取り組みを積極的に実施。環境意識が高まる中、カーボンニュートラルに貢献するEV充電器の導入を検討していた
・近年EVの普及率が伸びてきたことを受け、お客様の利便性を高めたいと考えていた

導入によって期待する効果:

・グローバル目標であるSDGsに貢献できる点、およびその取り組みが企業ブランディングにつながる点に大きなメリットを感じた
・EVで来場するお客様の満足度向上、EV充電器をきっかけとした新たな顧客層との出会いに期待

■EV充電器の設置はお客様のためであり、企業の責任でもある

——DMM EV CHARGEを導入するに至った背景を教えてください。

中澤さん:2つあります。ひとつは企業としての責任です。当社の企業理念は「幸せとは、愛することを知ること」です。人はひとりでは生きていけない、仲間たちと信じ合い、仲良く生きるといった考え方を大切にしています。誰ひとり取り残さないという持続可能な開発目標(SDGs)にも通じる部分があるため、以前からをSDGsテーマにしたショーやイベントなどの開催を通して、その取り組みを支援してきました。

SDGsが掲げる「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」や「気候変動に具体的な対策を」といったゴールを達成するには、カーボンニュートラルの実現が不可欠です。政府もEV充電器のさらなる普及を目指しており、当社もぜひ協力するべきだと考えていました。こういった姿勢は企業ブランディングの向上にも寄与します。

そしてもうひとつが、お客様の利便性の向上です。遠方からお越しになるお客様は、クルマで来場されるケースが少なくありません。最近は街中でもEVをよく見かけるようになりましたし、コンビニなどでもEV充電器の設置が増えています。「安心してお客様にお越しいただくためにもEV充電器を設置したほうがいいのではないか」といった機運が社内でも高まっていました。また、EV充電器の設置をきっかけに、新たなお客様との出会いが生まれることも期待しておりました。

■導入の決め手は「4000万人の会員基盤」と「コストの安さ」

——数ある選択肢の中で、なぜDMMを選ばれたのでしょう?

中澤さん:先ほどの「環境への配慮」と「利便性の向上」という2つの観点からEV充電器の導入を検討していたところ、いち早く提案いただいたのがDMMさんでした。

まず魅力を感じたのは、会員基盤4000万人のDMMさんが開発したアプリを利用できる点です。利用後の決済はアプリで完結する仕組みなので、当社に余計な金銭管理の手間は発生しません。また、細かい説明が書かれた看板を設置しなくても、アプリが充電器の使い方を説明してくれるのでお客様も迷わない。管理者とお客様の双方にとってメリットのある設計になっているので、非常に使いやすいと感じました。

もちろんコストの安さも響きました。初期費用だけでなく、運用が始まってからの充電器のメンテナンス費用も0円。コストをかけずお客様の利便性を高められるというのは、こちらとしても願ってもない話です。

■利用者からの問い合わせが一切ないことに「驚いた」

——とはいえ、導入にあたっては不安もあったんじゃないでしょうか?

中澤さん:トラブル時の対応はどうなるのか。ここは当社としてもかなり気になるところでした。これまでの経験上、新しいシステムの導入で何かしら問題が起こると、専用の窓口ではなく、当社のゲストセンターにお客様が直接連絡されるケースが多かったからです。

DMM EV CHARGEにもトラブル対応をはじめとしたお客様サポートを行うカスタマーセンターが設けられていると説明を受けていましたが、おそらく当社への問い合わせはゼロにならないだろうと、正直なところ思っていたんですよね。

ところが実際に導入してみて本当に驚きました。当社への問い合わせが一切ないんです。お客様が使いやすいサービス設計をされており、万が一問合せがあった際も丁寧に対応されているからなのでしょう。管理側からすると手離れはとてもいいです。

■車室を潰さずEV充電器を2台設置。秘訣は「運用の工夫」

——EV充電器を新たに導入すると、EV以外のクルマの車室が減ってしまうと懸念されるケースもあります。その点はどうでしたか?

中澤さん:設置台数の選定には苦慮しましたね。ピューロランドの地下駐車場は約80台分の車室しかないので、平日でも満車になってしまうことが珍しくありません。もちろん休日は午前中の段階で埋まってしまいます。

この狭い駐車場において、どのような形でEV充電器を設置したら、EV以外でお越しになるお客様にもご迷惑をおかけしないか。素人の私たちでは分からないことばかりでしたので、DMMの担当者の方に何度も質問を重ね、様々なアイデアをご提案いただきました。

そして最終的に採用したのが、EV充電器を2基設置する案です。やはり車室が潰れてしまうのはできるだけ避けたかったので、当初は1基だけの設置予定でした。けれど担当者の方と議論をするうちに、車室の運用を工夫すれば2台設置できるという話になりまして。

そこで「EV充電器設置の車室はEV以外のクルマも駐車可能」というルールにして、充電器の台数を増やしたんです。結果的に大きな混乱も起こることなく、以前と変わらず駐車場を運用できています。

——導入後の変化は何か感じていますか?

中澤さん:DMMの方からは当社設置のEV充電器の稼働率は高いと聞いているので、EVに乗るお客様には満足していただいているのではないかと思います。

ほかにも非常に良い変化がありました。もともと車椅子の方の乗降スペースを確保する関係で、障害者用の車室は施設の入口から一番遠い場所にあったんです。今回この場所にEV充電器を新たに設置することになり、代わりに障害者用の車室は入口近くに移動させています。思わぬ形でバリアフリーの向上にもつながりました。

■EV充電器の設置がアピールポイントになる時代

——DMM EV CHARGEの導入を検討している企業にアドバイスをお願いできますか。

中澤さん:EV充電器のスムーズな運用には事前の告知がとても重要です。当社の場合、ホームページに先着順の利用になる旨を明記しています。また駐車場の入口にはEV充電器の設置を示す視認性の高い看板を置き、お客様にも存在を分かりやすく伝えています。

EVの普及がさらに進む中、充電器というインフラをいち早く整備することはお客様へのアピールポイントにもつながるはずです。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

——ピューロランドのEV充電器を利用する方に一言お願いします。

中澤さん:ピューロランドにはEV充電器を2基設置しています。遠方からEVでお越しになるお客様もどうぞご安心ください。ただご利用を希望される場合、先着順になっているのでなるべく早めにご来場いただくことをお勧めします。

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